アイランドな日々

ギタリスト岡本博文のブログです

ばんばさんのレコーディング続く

毎日暑いですな~

7月25日、ばんばひろふみさんのレコーディングでした。今回は、リズムの録り。昨日は、僕の担当曲のリズム録りでした。中村岳さんは、もう25年以上のおつき合い。初めて僕がCDデビューを果たした時(チャンクヒルズチルドレン)のバンドのメンバーでした。岳さんは、禁欲的とも言えるほど、同じパターングルーブを間違いなく続けるのが昔から得意で、その正確さにあらためて今回もビックリ。モットさんは、普段ライブでご一緒してますが、録音は初めて。ファンキーさとプログレ心を両方持っているモットさんは、僕の意図をとっても理解してくださいました。「モットさん、さすが『浪速のトニーレビン』!」って言ったら「いや、それやったら『京都の』で、若干、はんなりしてんねん」と。(笑)さすが京都発信。最近は、姪っ子目線になってしまうディレクター文子ちゃんと、スタジオ内を行き来する駄洒落をすっかりスルーして、クールに仕事する能力を持つエンジニア阪本くんです。

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RAGの須田社長とばんばひろふみさん。

30年前、社長が『ラグマス』と呼ばれていた頃、誰かに話しをする時「北山に最近よく行くジャズ喫茶が有ってな。マスターがおもろい人やねん」「どんな人なん?」「そやな夜の番組で司会してる『バンバン』っていはるやろ。あの人に似てる」と説明してた。だから、いつも会うたびに不思議な感覚。その頃、お二人ともアフロヘアーだったと思うんですが。

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この日は、全部終わってギターダビング。今回の録音で使ったマイク、マス工房 model 255は、ノイマンのU87よりフラットな気がします。何でもフラットに録れる。さすがに疲れました。

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7月30日は、キーボードダビング。大村篤史さんが録音を担当してくれます。朝からサクサク演奏。大村さん、録音中。

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2時になり、ギタリスト西やんこと、西野やすし氏登場。入れ替わり、次は西野やすし(g)氏の担当曲に。西野さんは、『大志會』というフルコンタクトの空手道場を持つ挌闘技家。実は3年ほど、空手を習ってました。約10年前、音楽的に悶々としてた僕に「道場来いや」と誘っていただいた。初日にいきなり組み手をさせられ『岡本。前へ。前へ!敵でも懐が一番安全や。」と言われ、ジーンと来たのです。それにすべて救われた気がした。師匠です。みんな「西野のおっさん」と言いますね。僕は、よう言いませんけど。あと、ネギが食べられへん。有名なのはお酒が飲めない。梅ゼリーで酩酊したという逸話も有名ですね。「怖い」「おもろい」「可愛い」が同居した稀なキャラです。

会うなり「岡本!姿勢が変や!」と。(笑)日頃、会えば突っ込まれてばかりですが、今日は、いたって真面目で真剣なまなざし「えっと、大きいピアノや。あれ。あれや」「グランドピアノですか?」「それ、それや」とディレクションしています。帰り際に「ほんまに姿勢に気をつけや」と挨拶代わりに言われた。はい。師匠。背筋を伸ばして歩きます。西野さんの担当曲はブルージーで、これもええ感じです。

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 これで完パケ!と思いきや、担当曲が1曲増えることに!ツアー前ですが、えい!とアレンジしました。だから、もうちょっと続きます。お楽しみに。